2026/02/10 コラム
新築に畳はいらない? 畳を避ける理由を解説
新築の住まいづくりでは、間取りやデザインについて多くの選択肢があり、迷うことも少なくありません。 なかでも、日本の伝統的な空間である和室を設けるかどうかは、多くのご家庭で検討されるポイントの一つでしょう。 将来の暮らしやすさや、理想の住まい方を想像しながら、和室とどのように付き合っていくのがご自身にとって最良なのか、じっくりと考えていくことが大切です。
新築に和室はいるのか
畳のメンテナンスは手間がかかる
畳のある和室を新築時に設ける場合、そのメンテナンスについて考慮しておく必要があります。 畳は時間とともに劣化し、細かなカスが出てくることがあります。 また、定期的な掃除に加えて、数年ごとの表替えや裏返しといったメンテナンスが必要となり、これらには費用もかかります。 日焼けによる変色や、飲み物をこぼした際のシミなども気になりやすい点です。 こうした手間やコストを、快適な暮らしのために許容できるかを検討することが重要になります。子育てに畳は必須ではない
「子供を遊ばせるのに畳は必須」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、近年ではその考え方も変化しています。 畳には柔らかさや衝撃吸収性があるというメリットはありますが、現代の住宅ではフローリングでも安全に遊べる工夫が可能です。 また、子供の成長とともに畳の上で遊ぶ時間は短くなることも考えられます。 家は長期間にわたって住み続けるものですから、一時的な子育てのメリットだけを重視して和室を設けるかどうか、長期的な視点での検討が求められます。
新築で畳がいらない理由
インテリアの自由度が制限される
和室を設けることで、インテリアコーディネートの自由度が制限される場合があります。 畳の床材は、洋風の家具やデザインとは調和しにくいこともあり、設置する家具によっては空間全体の統一感が損なわれる可能性があります。 洋風のインテリアで統一したい、あるいは将来的に家具を自由に選びたいと考える場合、和室がない方が、より幅広い選択肢の中から好みの空間を作りやすくなるでしょう。快適な空間は他で実現できる
「和室は落ち着く」「リラックスできる」といった、和室に求められがちな快適性は、必ずしも畳の部屋でなければ実現できないものではありません。 近年の住宅は気密性や断熱性が高く、床材や内装材、照明、家具の選び方次第で、フローリングの部屋でも十分に心地よい空間を作り出すことが可能です。 また、断熱性や保温性といった畳の物理的なメリットも、住宅全体の性能向上によって他の方法で満たせる場合が多くなっています。



