2026/02/14 コラム
暑い家になる原因とは?涼しくする対策を解説
夏の強い日差しが窓から差し込み、室温がじりじりと上昇する――そんな経験はありませんか。 せっかく家にいても、外よりも蒸し暑く感じたり、エアコンを効かせてもなかなか涼しくならなかったりすると、体力的にも精神的にもつらいものです。 熱中症のリスクが高まるだけでなく、冷房の設定温度を下げすぎてしまい、光熱費の負担が増えてしまうことも。 今年の夏を快適に、そして健やかに過ごすためには、まず「なぜ家が暑くなるのか」を知り、効果的な対策を講じることが大切です。
なぜ家は暑くなるのか
家が暑くなる原因は、主に「外からの熱の侵入」、「室内での発熱」、「換気の不足」の3つに分けられます。 これらの要因が複合的に絡み合い、室温の上昇を招きます。外からの熱の侵入
夏の暑さの大きな原因の一つは、外部から家へ伝わる熱です。 特に、窓から差し込む強い日差しは、室温を大きく上昇させます。 日当たりの良い南向きや西向きの窓は、直射日光によって室内が温められやすくなります。 また、屋根や外壁が太陽光によって熱せられると、その熱が家の中にこもり、夜になってもなかなか冷めないことがあります。 鉄筋コンクリート造の建物は気密性が高いため、熱が外に逃げにくく、夏場に暑さを感じやすい傾向があることも知られています。室内での発熱
家の中で使用する様々な機器や、そこにいる人の体温も、室温の上昇に影響を与えます。 テレビやパソコン、照明器具などは、稼働中に熱を発します。 また、電源を入れたままの冷蔵庫や、保温状態にある炊飯器や湯沸かしポットなどの家電製品も、持続的に熱を放出します。 さらに、複数人が集まって過ごす空間では、人の体温も室温を上げる要因となります。換気の不足
外部からの熱の侵入や室内での発熱によってこもった熱を、効率的に外部へ排出できない状態、つまり換気が不足していると、室温はどんどん高くなります。 窓が少なく、空気の通り道が確保されていない場合や、換気扇を適切に使用していない場合、室内の熱気や湿気がこもりやすくなります。 これにより、外が涼しい時間帯でも家の中が暑いまま、という状況が起こりやすくなります。
暑い家を涼しくする対策は
家が暑くなる原因を踏まえ、ここでは具体的な暑さ対策をご紹介します。 すぐに実践できることから、住まいの環境を整える対策まで、幅広く解説します。日差しを遮り風を通す
まず、外部からの熱の侵入を抑えることが重要です。 日中の強い日差しは、カーテンやブラインド、ロールスクリーンなどで遮りましょう。 遮熱効果のあるカーテンや、窓の外側にすだれ、よしず、オーニングなどを設置するのも効果的です。 さらに、室内にこもった熱気を外に逃がすためには、換気が不可欠です。 風の通り道を作るように、部屋の対角線上にある窓を複数開けたり、換気扇を適切に利用したりすることで、効率的に熱気を排出できます。 特に、外気温が比較的低い朝晩の時間帯に行うのがおすすめです。湿度調整と空気循環を促す
夏の暑さは、温度だけでなく湿度も大きく関係しています。 湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体感温度が上がって不快に感じられます。 除湿器を活用したり、エアコンの除湿モードを使ったりして、室内の湿度を適切に保つことが大切です。 また、部屋の空気循環を促すことも、涼しさを感じるために有効です。 サーキュレーターや扇風機を使い、空気を動かすことで、熱や湿気がこもるのを防ぎます。 エアコンと併用することで、冷たい空気を部屋全体に効率よく循環させることも可能です。 伝統的な方法である打ち水も、気化熱の作用で周囲の温度を下げる効果が期待できます。家の断熱性を高める
より根本的な暑さ対策としては、家自体の断熱性を高めることが挙げられます。 窓は熱の出入りがしやすい箇所であるため、ペアガラスや複層ガラスへの交換、断熱性の高いサッシへの変更、内窓の設置などが有効です。 また、屋根裏や壁に断熱材を施工したり、外壁に遮熱・断熱効果のある塗装を施したりすることも、家全体の温度上昇を抑えるのに役立ちます。 これらの断熱リフォームは、夏だけでなく冬の寒さ対策にもつながり、長期的に快適な住環境を実現します。



