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2026/01/22 コラム

二重サッシとペアガラスの違いとは?ガラスと窓それぞれの構造を解説

窓の断熱性や静音性に関心がある方にとって、「二重サッシ」や「ペアガラス」といった言葉は、リフォームを検討する際に頻繁に耳にするのではないでしょうか。

これらの名称は似ているようで、実は指しているものが異なります。

どちらも住まいの快適性を高める効果が期待できますが、その特性や構造には違いがあります。

今回は、二重サッシとペアガラスの基本的な違いから、それぞれの構造と特徴について分かりやすく解説していきます。


二重サッシとペアガラスの違いとは


二重サッシとペアガラスは、しばしば混同されがちですが、両者は根本的に異なるものを指しています。

この違いを理解することで、ご自宅の窓リフォームにおける選択肢がより明確になるでしょう。


ペアガラスはガラス二重窓は窓


ペアガラスとは、主にガラスそのものの構造を指す名称です。

対して、二重サッシ(または二重窓、内窓とも呼ばれます)は、窓全体の構造を指す言葉です。

つまり、ペアガラスは「ガラスの種類」、二重窓は「窓の種類」と捉えることができます。


ペアガラスはガラス構造二重窓は窓構造


ペアガラスは、2枚のガラスの間に空気層を設けたガラス構造のことを指します。

一方、二重窓は、既存の窓の内側にもう一つ窓を新設する、窓全体の二重構造のことを意味します。

この構造の違いが、それぞれの機能や効果に影響を与えています。



二重サッシとペアガラスの構造と特徴


それぞれの構造と、それによってもたらされる特徴について掘り下げてみましょう。


ペアガラスは2枚ガラス間に空気層


ペアガラスは、名称の通り2枚のガラスで構成されており、その間に乾燥した空気や特殊なガスが封入された空気層(中空層)があります。

この空気層が断熱材のような役割を果たし、外気温の影響を受けにくくするため、室内外の熱の移動を効果的に抑制します。

これにより、冬は暖房の熱を逃がしにくく、夏は外からの熱気を遮断する断熱効果が期待できます。


二重窓は既存窓の内側に新設窓


二重窓は、現在設置されている窓の内側(室内側)にもう一つ窓を新設する工事を指します。

この二重構造により、窓と窓の間に空気層が形成されます。

既存の窓枠を利用するため、比較的短時間での施工が可能な場合が多く、手軽に窓の断熱性や静音性を向上させることができます。


二重窓は断熱防音効果も期待


二重窓は、その二重構造によって高い断熱効果を発揮するだけでなく、窓と窓の間の空気層が音の伝達を和らげるため、防音効果も期待できます。

特に、外部からの騒音や、室内での楽器演奏などの音漏れが気になる場合に有効です。

また、窓枠自体が樹脂製である場合が多く、アルミサッシに比べて熱伝導率が低いため、結露の抑制やさらなる断熱性能の向上にも寄与します。



まとめ


二重サッシとペアガラスの違いは、ペアガラスが「ガラスの種類」を指すのに対し、二重サッシ(二重窓)は「窓の構造」を指すという点にあります。

ペアガラスは2枚のガラスとその間の空気層によって断熱効果を高めます。

一方、二重窓は既存窓の内側にもう一つ窓を設置することで、窓全体の断熱性や気密性を向上させ、防音効果も期待できる構造です。

どちらも住まいの快適性向上に貢献しますが、窓の見た目を変えずに性能を上げたい場合はペアガラス、断熱・防音効果をより高めたい場合は二重窓が適していると言えるでしょう。

それぞれの特性を理解し、お住まいの状況や目的に合った選択をすることが大切です。